小学生のスマホ・ゲーム・動画ルールチェックリスト
小学生のスマホ、タブレット、ゲーム、動画、SNS、オンライン学習について、家庭で決める目的、時間、場所、課金、投稿、相談のルールを整理します。
小学生になると、学校端末、家庭のスマートフォンやタブレット、ゲーム機、動画サービス、オンライン学習など、画面を使う場面が増えていきます。 「何分まで」と時間だけで決めようとしても、学習、連絡、遊び、友だちとのやりとりが混ざると、家庭内で迷いやすくなります。
このページでは、スマホ・ゲーム・動画を一律に止めるためではなく、家庭で確認したいルールを整理します。 目的、時間、場所、課金、投稿、個人情報、困った時の相談を、子どもと話し合うためのチェックリストです。
この記事で確認できること
使う目的
連絡、学習、調べもの、遊び、友だちとのやりとりを分けます。
時間と場所
使う時間帯、終わり方、寝る前、食事中、充電場所を決めます。
ゲームと課金
アプリ追加、課金、パスワード、カード情報、購入前の相談を確認します。
投稿と個人情報
写真、動画、名前、学校名、位置情報、知らない相手への対応を整理します。
困った時の戻り方
怖い画面、嫌な連絡、課金、トラブルを大人へ見せる約束を作ります。
最初に「何に使う端末か」を分ける
端末ルールを作る時は、時間より先に「何に使うか」を分けると話し合いやすくなります。 同じタブレットでも、学校の調べ学習、保護者との連絡、動画、ゲーム、友だちとのやりとりでは、必要な見守り方が変わります。
- 保護者との連絡に使う
- 学校の宿題やオンライン学習に使う
- 調べもの、読書、音声学習に使う
- 動画、音楽、ゲームなどの遊びに使う
- 写真や動画を撮る
- 友だち、習い事、家族以外の人とやりとりする
- アプリ追加、購入、課金をする可能性がある
「スマホはだめ」「ゲームはだめ」と大きく分けるより、使う場面ごとに見たほうが、子どももルールの理由を理解しやすくなります。 家庭では、まず「連絡で使う時」「学習で使う時」「遊びで使う時」を分けるだけでも、ルールが作りやすくなります。
時間は、終わり方まで決める
端末利用は、始める時より終わる時に親子のやりとりが増えやすいテーマです。 「何分まで」と決めるだけでなく、どの合図で終わるか、終わった後に何をするかまで決めておくと、切り替えやすくなります。
始める前
何に使うか、何分使うか、終わったら何をするかを短く確認します。
終わりの合図
タイマー、動画1本、ゲーム1回、宿題の区切りなどを決めます。
使わない時間
食事中、寝る前、登校前、家族で話す時間などを家庭で決めます。
置き場所
充電場所、夜の保管場所、学校端末と家庭端末の置き場を分けます。
文部科学省は、児童生徒がICT端末を使う時に、学校と家庭が協働して健康への配慮を行うこと、姿勢、目を休めること、寝る前の使い方、ルールを確認することを紹介しています。 家庭では、時間だけを厳しく見るより、眠る前、食事中、宿題中、登校前など、生活の流れとぶつかりやすい場面から決めると続けやすくなります。
ゲーム・アプリ・課金の扱いを先に話す
ゲームやアプリでは、「無料で始めたつもりが有料だった」「パスワードやカード情報を子どもが使えた」「小さな購入が積み重なった」という心配が起こりやすくなります。 消費者庁は、オンラインゲームトラブルについて、利用者情報、パスワード管理、有料サービス、課金状況の確認、ペアレンタルコントロールなどを注意点として紹介しています。
家庭では、次の項目を先に決めておくと、子どもがその場で迷いにくくなります。
- アプリを入れる時は誰に相談するか
- ゲーム内の購入、アイテム、追加コンテンツをどう扱うか
- パスワード、暗証番号、カード情報を子どもが見られる状態にしないか
- 年齢や利用者情報を正しく登録しているか
- ペアレンタルコントロールや購入制限を使うか
- 課金画面、請求、知らない表示が出た時にどうするか
「怒られるから隠す」形になると、困った時に戻りにくくなります。 課金や購入のルールは、禁止だけでなく、どの画面を見せるか、誰に聞くか、どの支払い方法を使わないかまで、具体的に決めておくと安心です。
投稿・写真・個人情報を分けて確認する
小学生でも、写真を撮る、動画を送る、友だちと共有する、プロフィールを作る場面が出てくることがあります。 こども家庭庁の普及啓発リーフレットでは、長時間利用の中身、オンラインゲーム、SNS、写真・動画の投稿、フィルタリング、家庭でのルール作りなどが扱われています。
家庭で確認したいのは、端末を持つかどうかだけではありません。 どんな情報を出さないか、困った画面をどう見せるか、知らない相手とどう距離を取るかも重要です。
名前・学校・住所
本名、学校名、習い事、住所、通学路、制服が分かる情報を確認します。
写真・動画
自分や友だちの顔、家の中、位置が分かる背景を投稿しない範囲で考えます。
知らない相手
メッセージ、招待、ゲーム内チャット、URLを開く前に大人へ見せます。
嫌なやりとり
からかい、強い言葉、仲間外れ、秘密の要求を一人で抱えないようにします。
友だち同士のやりとりは、親がすべて見続けることが難しい場合があります。 だからこそ、「何をしてはいけないか」だけでなく、「困った時にどの画面を見せればよいか」を決めておくことが大切です。 学校生活や友だち関係の相談へつなげたい時は、小学生の友だち・学校生活の相談チェックリストで、家庭で聞くことと学校へ伝えることを分けて確認できます。
フィルタリングと家庭のルールを組み合わせる
こども家庭庁の令和7年度「青少年のインターネット利用環境実態調査」報告書では、インターネット利用状況、家庭のルール、保護者の取組、フィルタリングの導入状況などが調査項目として扱われています。 家庭では、フィルタリングや端末の設定だけに任せるのではなく、子どもと共有できる言葉のルールを作ることが必要です。
- フィルタリングや年齢設定を確認する
- アプリごとの通知、位置情報、公開範囲を確認する
- 家族で使う端末と、子ども専用の端末を分けて考える
- 学年が上がった時、端末を変えた時、長期休み前に見直す
- ルールを破った時の罰より、次に戻れる方法を決める
詳しい考え方は、子どものインターネット利用、家庭のルールをどう作るか でも整理しています。
留守番・長期休みの日は、連絡手段と遊びを分ける
留守番や長期休みの日は、端末が保護者との連絡手段になる一方で、動画やゲームの時間も増えやすくなります。 この場合は、「連絡に使う端末」と「遊びに使う端末」を同じ画面で扱わないように、使う場面を分けておくと迷いにくくなります。
参考にした公的情報
- こども家庭庁「令和7年度『青少年のインターネット利用環境実態調査』報告書」
- こども家庭庁「普及啓発リーフレット集」
- 文部科学省「家庭と連携した児童生徒の健康への配慮」
- 消費者庁「オンラインゲームトラブル」
よくある注意点
注意したいこと
端末やインターネットのルールは、子どもの年齢、性格、利用目的、学校の方針、友人関係、家庭の働き方によって変わります。このページは家庭で話し合う項目を整理するもので、トラブルを完全に防ぐものではありません。課金、個人情報、いじめ、脅し、性的な画像、強い不安などが関わる場合は、学校、自治体、警察相談窓口、消費生活センターなどの公式情報や相談先を確認してください。
Parents.jp からの補足
端末ルールは、細かく作るほど守りやすくなるとは限りません。まずは、使う目的、終わり方、課金、写真、困った時に見せる相手。この5つだけでも言葉にしておくと、親子で戻れる場所が作りやすくなります。
ルールを作った後も、学年、友人関係、学校端末、習い事、長期休みで状況は変わります。合わなくなった時に見直せることも、家庭のルールの一部です。
このページは、小学生のスマホ、ゲーム、動画、インターネット利用について、家庭で確認したいことを整理するための一般的な情報です。 実際の対応は、子どもの様子、学校の案内、端末やサービスの設定、自治体や関係機関の公式情報を確認しながら行ってください。 最終確認日: 2026-05-16