3行まとめ
- 学校のお便りにある「長期休業中の見守り」は、文部科学省が毎年この時期に学校へ出している通知の項目の一つで、家庭に見守りを促すことと、相談先を保護者にも伝えておくことがセットで求められている。
- 国の資料は、子どもはつらい気持ちを親や教師ではなく同世代の友人に打ち明ける例が多いと述べている。家庭に言ってこないことは、珍しいことではないという前提で構えたほうが現実的だ。
- 自殺予防教育の手引が示す「よい聴き手」は、解決してあげる人ではなく、よい悪いで判断せずに気持ちを受け止めようとする人。そして、抱え込まずに信頼できるところへつなぐところまでが一組になっている。
この記事でわかること
- 「長期休業中の見守りを」というお便りの背景にある、国の通知の中身と、なぜこの時期なのか
- 「いつもと違う」に気づくときの見方と、サインの一覧を家庭で使うときの注意
- 説教・励まし・受け止め・そばにいる——四つの応じ方の違いと、家庭で使える言い換え
- 家庭だけで抱えないための、子ども向け・保護者向けの相談先
お便りの「見守り」を、どう受け取るか
八月に入ると、家の中の時間の流れが少し変わります。宿題の残りが気になり始め、生活のリズムは崩れ、外は暑くて出かける気にもならない。子どもは昼まで寝ていて、起きてくれば画面を見ている。会話らしい会話は「ごはんは?」「宿題は?」くらいで、それ以外はお互いに用がない——夏休みの後半に、そういう空気になる家庭は珍しくありません。親のほうも仕事や家事に追われていて、正面から話す時間はなかなか取れません。
そんな時期に、学校から配られた紙の隅に「長期休業中はご家庭での見守りをお願いします」と書いてある。読み飛ばしてしまうことも多い一文ですが、いざ受け止めようとすると、扱いに困ります。見守るとは、そばで見ていることでしょうか。それとも、様子を観察して異常を見つけることでしょうか。後者だと考えると、途端に難しくなります。監視のようで気が進まないし、そもそも一日中一緒にいるわけでもない。何を見ればよいのかも分かりません。
もう一つ、この時期に起きやすいのが「聞いても返ってこない」という状況です。「学校はどう?」と尋ねても「別に」。「二学期、何が楽しみ?」と振っても「わかんない」。心配して聞いているのに、会話が続かない。何度か空振りが続くと、こちらも気まずくなって、聞くこと自体をやめてしまいます。そして「まあ、いつものことか」と保留にしたまま、八月の終わりが近づいていく。ここまではごく普通の家庭の風景で、誰かが手を抜いているわけではありません。
この記事が扱いたいのは、その保留を少しだけ短くするための考え方です。全部を見張ることでも、無理に本音を引き出すことでもなく、国の資料が家庭に何を期待しているのかを知ったうえで、できる大きさに直して置いておく。それだけでも、休み明けまでの数週間の構えは変わります。
公的情報の見方 ― なぜ休み明けの前後なのか
まず、あのお便りの出どころから確認します。文部科学省は毎年、長期休業に入る前のこの時期に、全国の教育委員会などへ「児童生徒の自殺予防に係る取組について」という通知を出しています。最新のものは令和8年7月3日付(8初児生第10号)です。通知は六つの項目で構成されており、そのうちの一つが「保護者に対する家庭における見守りの促進」です。学校に対して、保護者へ長期休業期間中の家庭での見守りを促すこと、保護者が把握した子どもの悩みや変化については積極的に学校に相談してもらえるよう学校の相談窓口を周知しておくこと、そして電話やSNSの相談窓口も併せて保護者に伝えておくことを求めています。あわせて、これらを保護者会や学級通信を通じて促すことが考えられる、とも書かれています。つまり、家庭に届いたあの一文は、通知の項目がそのまま形になったものです。
ここで押さえておきたいのは、通知が家庭に求めているのが「見守り」だけではないという点です。見守ることと、気づいたことを学校に相談できるようにしておくことが、同じ項目の中で一組になっています。家庭が一人で判断して抱えることは、はじめから想定されていません。通知は最後に、学校は保護者から相談を受けたときには必要に応じて関係機関と連携しながら適切に対応すること、とも書いています。相談を受ける側の段取りまで含めて指示されている、ということです。
では、なぜこの時期なのでしょうか。通知はその根拠を、厚生労働省・警察庁の自殺統計に置いています。令和7年の児童生徒の自殺者数は538人で、令和6年の確定値529人を上回り、過去最多となりました。そして、平成21年以降の児童生徒の自殺者数を日別に見ると、8月後半から増加し、特に長期休業明けの9月1日に多くなる傾向がある、とされています。通知に添えられた令和6年版自殺対策白書の抜粋も同じ分析を示しており、そこには「過去の分析と比べ、夏休み明けの9月1日の自殺者数は減少し、春休み明け(4月上旬)の自殺者数の増加は緩やかになっている」という補足もあります。特定の一日だけが危ないという単純な話ではなく、休みの終わりから新学期にかけての期間全体に負荷がかかる、という読み方が実態に近いということです。
この見方を裏づけるのが、白書の地域別分析です。「北海道・東北」の自殺者数が特に増加する時期は「その他地域」よりも2週間ほど早く、これは同地域で夏休み明けが1〜2週間早い傾向にあることと関連があると考えられています。日付そのものではなく、学校が再び始まるという出来事と結びついている、ということを示す分析です。住んでいる地域の学校暦に合わせて、家庭の側も時期を前後させて考えるのが自然だといえます。
もう一つ、家庭にとって実務的な情報があります。通知によれば、令和7年の児童生徒の自殺の原因・動機のうち、学校問題に分類されるものの約6割が学業不振や入試、進路に関する悩みでした。長期休業中に進路を検討する子どもがいることを踏まえて、進路指導の充実や見守りを丁寧にという趣旨です。休み中に進路のことを考えて言葉が減っている場合、それは学校生活の悩みと地続きかもしれない——そう捉える手がかりになります。なお、原因・動機のうち、いじめが16件(令和6年は9件)と前年より増えていることも通知は指摘しています。
制度の側も動いています。自殺対策基本法の一部を改正する法律(令和7年法律第64号)が令和8年4月1日に全面施行され、通知は学校に対して、関係機関との連携強化を含めた取組の一層の充実を求めています。こども家庭庁も「こどもの自殺対策」として関係省庁と連携した取組を進めており、令和8年4月には「こどもの命と安全を徹底的に守る」大臣プロジェクト2026の第1弾として「こども・若者 自殺防止総力戦略」が公表されました。夏休みの時期に向けた、子ども・若者向けの政府広報動画も制作されています。学校任せ・家庭任せにしない方向で仕組みが組み直されている最中だということです。
ここからは、家庭の関わり方そのものに話を移します。手がかりになるのが、文部科学省が平成26年7月に公表した「子供に伝えたい自殺予防(学校における自殺予防教育導入の手引)」です。学校向けの手引ですが、家庭にとって重要な指摘がいくつも含まれています。まず、この教育の目標として掲げられているのは「早期の問題認識(心の健康)」と「援助希求的態度の育成」の二つです。援助希求的態度とは、平たく言えば、困ったときに助けを求められることです。手引はその背景として、長い人生の中で問題を抱えることは誰にでもあり、それに早い段階で気付いて適切に助けを求めることが強調されている、と説明しています。子ども時代だけの話ではなく、生涯にわたる心の健康の保持を目指すものだ、とも書かれています。
そして、家庭にとっていちばん意外かもしれない一文がこれです。手引は米国の取組を紹介する文脈で、子どもは危機が高まったときに、親や教師ではなく、同世代の友人に絶望的な気持ちを打ち明ける例が圧倒的に多いと述べています。だからこそ、子ども自身を対象にした教育が必要だという論理です。この事実は、家庭にとっては少し寂しい話ですが、同時に肩の荷を下ろす話でもあります。親に言ってこないことは、親子関係が悪いことの証明ではありません。手引が引用している中学生への調査では、誰かに「死にたい」と打ち明けられたことがあると答えた生徒が17%いました(近畿圏の2つの中学校、中学2・3年生、2007年と2013年、N=241)。子ども同士の世界では、その種の言葉はすでに交わされているということです。家庭にできるのは、直接聞き出すことより、言いたくなったときに言える相手として残っていることのほうかもしれません。
手引はさらに、話の聴き方そのものを授業で扱っています。「消えてしまいたい」と友だちに打ち明けられた場面を想定して、四つの応じ方をロールプレイで比較させるという内容です。Ⅰが説教・助言(「いのちは大切にしなくっちゃ」「お母さんが心配するよ」)、Ⅱが励まし(「がんばれば大丈夫だよ」「ご飯食べたら元気になるよ」)、Ⅲが感情を理解する(「何もかも嫌で消えてしまいたいくらい……そんなにも辛いんだ……」と同じ言葉を繰り返す)、Ⅳがしばらく黙ってそばにいる、の四つです。生徒はどちらの役も体験し、双方の気持ちを推しはかります。ⅠとⅡは、大人がとっさに出しやすい応じ方です。そして手引は、「よりそい、受け止める」ときのポイントとして、相手の気持ちを良い悪いで判断せずに、感情を受け止めて理解しようとする姿勢が大切だと解説しています。
授業スライドには、具体的な言葉の例も並んでいます。「つらそうだね」「それじゃ、悲しいよね」「大変だね」「とっても落ち込んでいるんだね」、そして「何か私にできることはある?」「誰かのところに一緒に相談に行こうよ」。そのうえでスライドには、よい聴き手になることは「立派な話し手」になることや、悩みを解決することとはちがうと明記されています。何を言えばいいか分からなくて不安になる、役に立ちたいのにどう言えばいいか分からない——そういう戸惑いを前提にしたうえで、うまい言葉は要らない、と伝える構成になっているわけです。
手引は、子どもがSOSを受け取ったときの合言葉として「きょうしつ」も紹介しています。きづいて、よりそい、うけとめて、しんらいできる大人に、つなげよう。相談内容の秘密を守るマナーと同時に、いのちの危機については信頼できる大人につなぐことの大切さが強調されています。これは子ども向けの合言葉ですが、構造は大人がすることと同じです。気づき、寄り添い、受け止め、そして抱え込まずにつなぐ。この記事の3ステップも、ここに沿って組みました。
「気づく」の中身については、文部科学省が平成21年3月に作成した「教師が知っておきたい子どもの自殺予防」が参考になります。教職員向けのリーフレットですが、そこには、自殺はある日突然何の前触れもなく起こるというよりも、長い時間かかって徐々に危険な心理状態に陥っていくのが一般的だ、と書かれています。そして、普段と違った顕著な行動の変化として、これまで関心のあった事柄に興味を失う、注意が集中できなくなる、いつもなら楽々できる課題が達成できない、不安やイライラが増して落ち着きがなくなる、投げやりな態度が目立つ、身だしなみを気にしなくなる、健康や自己管理がおろそかになる、不眠・食欲不振・体重減少などのさまざまな身体の不調を訴える、といった例が挙げられています。これらは項目そのものを覚えるより、「その子のいつも」からの変化に目を向けるという見方のほうを持ち帰るのが実用的です。同じ資料には、対応の原則としてTALKの原則(Tell=言葉に出して心配していることを伝える、Ask=率直に尋ねる、Listen=傾聴する、Keep safe=安全を確保する)と、対応の留意点として「ひとりで抱え込まない」「急に子どもとの関係を切らない」が挙げられています。さらに、信頼感のない人間関係では子どもは心のSOSを出せない、とも述べられています。裏を返せば、普段の関係づくりそのものが、この時期の備えになるということです。
家庭サイズの3ステップ
ここまでの内容を、休み明けまでの数週間に実行できる大きさに落とし込みます。手引の「きょうしつ」に沿って、気づく・聴く・つなぐの三つです。順番に進めなければならないものではなく、どこからでも入れます。
ステップ1・気づく。サインの一覧を手元に置いて子どもを点検する、という使い方はおすすめしません。当てはまる項目を数えるほど不安が増し、その不安が子どもに伝わるからです。実用的なのは、観察する対象を絞ることです。眠り(いつ寝て、いつ起きているか)、食事(量と一緒に食べるかどうか)、機嫌(笑う場面と、いらだつ場面)。この三つだけを、二週間くらいの幅で見ます。夏休みは生活が乱れて当たり前なので、乱れていること自体は手がかりになりません。見たいのは、その子の平常からのずれと、それが続いているかどうかです。前に好きだったことをやめてしまった、いつもの冗談に反応しなくなった、というような変化は、項目の一致より雄弁なことがあります。
ステップ2・聴く。気になることがあったとき、多くの場合は最初から核心を聞けません。手引の並べ方に倣えば、まず説教と励ましを一度手放すところから始まります。「そんなこと言うもんじゃない」も「がんばれば大丈夫」も、心配ゆえに出てくる言葉ですが、そこで会話が閉じます。代わりに使えるのが、相手の言葉をそのまま返すやり方です。「もう行きたくない」に対して「行きたくないんだね」と返す。解決を急がず、判断もしない。手引が「よい聴き手」を「立派な話し手」や「悩みを解決する人」と区別しているのは、この点です。何も言えないときは、黙ってそばにいる時間も選択肢の一つとして挙げられています。そして最後に、「何か私にできることはある?」と尋ねる。答えが返ってこなくても、聞かれたことは残ります。
ステップ3・つなぐ。ここが、家庭だけで完結させない部分です。通知が家庭の見守りと相談窓口の周知を一組にしていたのと同じで、聴いたあとに一人で判断しなくてよい仕組みを、先に用意しておきます。具体的には二つ。一つは、学校の相談先を休み中に確認しておくこと。担任の連絡方法、スクールカウンセラーの来校日、教育相談の窓口。休み明けに慌てて探すより、いま調べておくほうが早く動けます。もう一つは、子どもが自分で使える番号を、家の中の見える場所に置いておくことです。次の節で触れる「24時間子供SOSダイヤル」は、子どもだけでなく保護者も使えます。連絡先を渡しておくことは、突き放すことではありません。手引が「信頼できる大人につなげよう」を子どもに教えているのと同じ発想で、選択肢が複数あることそのものが支えになります。
家庭で試す3つの工夫
家庭で試す3つの工夫
- ① 用のない会話を、一日ひとつ残す:「宿題は?」「ごはんは?」だけになると、子どもの側から何かを切り出す入口がなくなります。用件でない話題——今日見た動画のこと、暑さのこと、夕飯の希望——を一日にひとつ挟むだけで、話しかけてよい相手だという状態が保たれます。長さは要りません。手引が「信頼感のない人間関係では子どもは心のSOSを出せない」と指摘しているのは、この土台のことです。
- ② 休み明けの予定を、事務的に一度そろえる:始業式の日付、提出物、持ち物、部活の再開日。何が待っているかが曖昧なままだと、漠然とした重さだけが残ります。カレンダーを一緒に見ながら事実を並べる作業は、気持ちを聞くより負担が軽く、そのついでに「これがいちばん気が重いかも」という言葉がこぼれることがあります。二学期の話を、感情の話ではなく段取りの話として一度置くのがこつです。
- ③ 相談先を、親子それぞれの手元に置く:子ども用には「24時間子供SOSダイヤル 0120-0-78310」をメモや端末に。保護者用には、担任の連絡方法と自治体の教育相談窓口を、休みのうちに調べて控えておきます。通知が学校に対して、保護者にも相談窓口を周知するよう求めていることを踏まえると、これは家庭が先回りしてよい部分です。使わずに終わるのがいちばんよい備えです。
声かけの言い換え
声かけの言い換え例
「がんばれば大丈夫だよ、そのうち慣れるから」→ 手引が比較する「励まし」のパターン。心配から出る言葉だが、いま苦しいことは扱われないまま会話が閉じる。
「そんなにしんどいんだね。何か私にできることはある?」→ 気持ちをそのまま受け取り、こちらから解決策を出さずに次の一手を相手に委ねる。
「そんなこと言うもんじゃない。学校くらい行きなさい」→ 手引が比較する「説教・助言」のパターン。開きかけた話が止まり、次から言われなくなる。
「行きたくないんだね。どのへんが、いちばん重い?」→ 言葉をそのまま返してから、範囲を狭めて尋ねる。答えが出ないときは黙ってそばにいる時間も選択肢になる。
休み明けまでのチェック
夏休みの後半に確認したいチェックリスト
- 眠り・食事・機嫌の三つについて、その子の平常からのずれが続いていないかを見ている。
- 用件以外の会話が、一日にひとつは残っている。
- 始業式の日付や提出物など、休み明けの予定を子どもと一度そろえた。
- 担任の連絡方法・スクールカウンセラーの来校日・自治体の教育相談窓口を控えてある。
- 子どもが自分で使える相談先(24時間子供SOSダイヤルなど)を、見える場所に置いてある。
気をつけたいこと・相談先
サインの一覧は、診断の道具ではありません
この記事で紹介した行動の変化の例は、教職員向けの資料に載っているものです。当てはまる数を数えて子どもの状態を判定するためのものではなく、医学的な診断に代わるものでもありません。思春期には、はっきりした理由がなくても眠りや機嫌が大きく動きます。夏休みという環境ではなおさらです。一覧を持つことの本当の利点は、項目に当てはめることではなく、「その子のいつも」を意識するようになることのほうにあります。
同時に、家庭の関わり方だけで抱えるものでもありません。「教師が知っておきたい子どもの自殺予防」は、対応の留意点の筆頭に「ひとりで抱え込まない」を挙げ、周囲の同僚や子どもの家族、医療従事者などと協力してこの危機に向き合うよう求めています。また、子どもから「他の人には言わないで」と言われた場合についても、いのちに関わる心配は一人で抱えるには重すぎるため、子どものつらい気持ちを尊重しながら、誰にどう伝えるかを含めて相談してほしい、と書かれています。これは教職員に向けた記述ですが、家庭にもそのまま当てはまります。秘密を守ることと、安全を確保することが両立しないとき、優先されるのは後者だという線引きです。
もう一点、伝え方についての注意もあります。手引は、一方的な価値観の押しつけがあると、つらさを抱えている子どもほど自らを責めて自尊感情を低め、適切な援助を求める行動をとりにくくなる恐れがある、と述べています。「いのちは大切だから」という正しい言葉であっても、それが先に立つと、言えなくなるほうへ働くことがあるということです。話を聴く場面では、まず受け取ることを優先するほうが、結果として次の相談につながります。
相談先は次のとおりです。24時間子供SOSダイヤル(0120-0-78310)は、悩んでいる子どもや保護者などがいつでも相談できるよう、夜間・休日を含め24時間対応可能な窓口で、電話をかけた地域の教育委員会が対応します。学校については、担任、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、自治体の教育相談窓口が入口になります。厚生労働省の「まもろうよ こころ」には、#いのちSOS(0120-061-338)、よりそいホットライン(0120-279-338)、こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)などの電話相談と、SNS・チャットで相談できる窓口(チャイルドライン支援センターの18歳までの子ども向けチャット相談など)がまとめられています。こども家庭庁のこども向けホームページには、相談したい内容から窓口を探せる検索ページがあります。窓口の受付時間や対応方法は変わることがあるため、利用前に各公式サイトでご確認ください。緊急を要する状況では、ためらわずに119番や地域の救急相談窓口を使ってください。本記事は特定の家庭や子どもの状態について診断や助言を行うものではなく、家庭で抱え込まないための選択肢を示すものです。
出典・参考
- 文部科学省「令和8年7月3日 児童生徒の自殺予防に係る取組について(通知)」(8初児生第10号)
- 文部科学省 別添資料2「第2章 こどもの自殺の状況と対策⑥ 長期休暇明けの小中高生の自殺」(令和6年版自殺対策白書抜粋)
- 文部科学省「子供に伝えたい自殺予防-学校における自殺予防教育導入の手引-」(平成26年7月)
- 文部科学省「教師が知っておきたい子どもの自殺予防」リーフレット(平成21年3月)
- 文部科学省「24時間子供SOSダイヤル」
- こども家庭庁「こどもの自殺対策」
- 厚生労働省「まもろうよ こころ」
この記事について
本記事は、長期休業の終わりから新学期にかけての家庭での見守りと話の聴き方について、文部科学省・こども家庭庁・厚生労働省の公的資料をもとに一般的な情報を整理したものであり、特定の家庭や子どもの状態を診断したり、医療・心理の専門的判断に代わったりするものではありません。紹介した数値や制度は各資料の公表時点のものであり、統計・制度・相談窓口の内容は更新されることがあるため、最新の情報は各公式サイトでご確認ください。子どもの様子で気になることが続くとき、家庭の中だけでは判断しにくいと感じるときは、学校の担任やスクールカウンセラー、自治体の教育相談窓口、記事中に挙げた相談窓口にご相談ください。