はじめに
新しい一週間が始まりましたね。毎日のごはん作り、本当にお疲れ様です。『parents.jp』編集長のSayaです。子育て中の毎日は、嬉しいこともたくさんあるけれど、息つく暇もないほど目まぐるしいですよね。「今日の夕飯どうしよう…」と、キッチンに立つのが少し憂鬱になってしまう日も、きっとあるはず。大丈夫、そんなあなたのためのレシピがここにあります。今週は賢く、美味しく、もっとラクをしませんか？
今回ご紹介するのは、寒い季節にぴったりの「白菜と豚バラのうま塩ミルフィーユ鍋」。え、鍋料理？準備が大変そう…と思いましたか？ご安心ください。使うのはフライパンたったひとつ。材料を重ねて火にかけるだけで、まるでお店で出てくるような、見た目も華やかな一品がたった15分で完成します。野菜の甘みと豚肉の旨味が溶け出した優しいスープは、野菜が苦手なお子さんも「おかわり！」と言ってくれるはず。忙しいあなたの心と体を、芯から温めてくれる救世主レシピ。さあ、一緒に作ってみましょう。
材料（2～3人分）
- 白菜…1/4株（約500g）
- 豚バラ薄切り肉…200g
- 水…200ml
- 酒…大さじ2
- 和風顆粒だし…小さじ1
- 塩…小さじ1/2
- お好みで生姜の千切り…1かけ分
- お好みでポン酢や刻みねぎ…適量
作り方
- 下準備をします
まずは白菜の準備から。白菜は芯をつけたまま、縦に4等分にカットしたもの（1/4株）を使います。根元の部分を軽く水で洗い流し、キッチンペーパーで水気を拭き取っておきましょう。豚バラ肉はパックから出して、1枚ずつ広げやすいようにしておくと後の作業がスムーズです。このレシピの素晴らしいところは、面倒な「白菜の葉を一枚一枚はがす」という作業が不要な点。これだけで、ぐっとハードルが下がりますよね。 - フライパンに重ねていきます
ここが一番楽しい工程です！深めのフライパン（24cm〜26cm程度がおすすめ）を用意します。カットした白菜の葉の間に、豚バラ肉を1枚ずつ挟み込んでいきましょう。白菜の白い軸の部分と、緑の葉の部分にまんべんなくお肉が行き渡るように重ねるのがポイントです。全部挟み終わったら、フライパンの大きさに合わせて、5〜6cm幅にカットします。そして、カットした断面を上にして、フライパンの外側から円を描くようにぎゅっと隙間なく詰めていきます。ここでぎゅっと詰めることで、煮崩れを防ぎ、見た目も美しいミルフィーユ状に仕上がります。お子さんと一緒に「お花みたいだね」なんて言いながら作業するのも楽しいですよ。 - スープを注いで火にかけます
フライパンに詰め終わったら、水、酒、和風顆粒だし、塩を合わせたものを、上から全体にゆっくりと回しかけます。もしあれば、生姜の千切りを散らすと、味がぐっと引き締まり、体の芯から温まります。これで準備は完了です。 - 蓋をして煮込みます
フライパンに蓋をして、中火にかけます。ふつふつと沸騰してきたら、火を少し弱めて弱火〜中火にし、そのまま10〜12分ほど煮込みます。蓋を開けた瞬間に立ち上る、だしの良い香りがたまりません。ここで焦げ付かないように火加減を少し落とすのがポイントです。白菜がくたっと柔らかくなり、豚肉にしっかりと火が通っていれば完成の合図です。 - 盛り付け
火から下ろし、フライパンのまま食卓へどうぞ！取り皿に取って、そのままでも十分美味しいですが、お好みでポン酢をかけたり、刻みねぎを散らしたりすると、また違った味わいが楽しめます。アツアツをふーふーしながら召し上がれ。
美味しく作るコツ・アレンジ方法
- 旨味を格上げする隠し味
基本の和風だしでも十分美味しいですが、ここに鶏がらスープの素を小さじ1/2ほど加えると、コクと深みがぐっと増して、お店のような本格的な味わいになります。また、きのこ類（しめじ、えのき、舞茸など）を白菜と豚肉の間に一緒に挟んで煮込むのもおすすめです。きのこの旨味成分がスープに溶け出し、栄養価もボリュームもアップします。 - 野菜を追加して彩り豊かに
白菜だけでなく、薄くスライスした大根や人参を一緒に重ねると、見た目がさらに華やかになります。特に人参のオレンジ色が加わると、食卓がパッと明るくなりますよ。煮込む時間もほとんど変わらないので、ぜひ試してみてください。豆腐や春雨を加えても、満足感のある一品になります。 - 〆まで楽しむ！絶品アレンジ3選
このレシピの本当の楽しみは、〆にあると言っても過言ではありません。残った旨味たっぷりのスープを最後まで味わい尽くしましょう。
1. **王道の「うま塩雑炊」**: 残ったスープにご飯を入れてひと煮立ちさせ、溶き卵を回し入れ、刻みねぎを散らせば、体に染み渡る優しい雑炊の完成です。
2. **子どもが喜ぶ「チーズリゾット風」**: ご飯とピザ用チーズを加えて混ぜながら温めれば、とろーり濃厚な和風リゾットに。黒胡椒を少し振ると大人の味になります。
3. **つるっと美味しい「〆のうどん」**: 冷凍うどんを入れれば、あっという間に絶品うどんすき風に。柚子胡椒を少し添えるのもおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。フライパンひとつ、たった15分で完成する「白菜と豚バラのうま塩ミルフィーユ鍋」。忙しい毎日の中で、「ちゃんと美味しいものを作ってあげたい」という親御さんの優しい気持ちに、そっと寄り添ってくれるレシピです。簡単なのに豪華に見えて、野菜もたっぷり摂れる。そして何より、家族みんなが「美味しいね」と笑顔になる。そんな幸せな食卓の主役に、きっとなってくれるはずです。ぜひ今夜にでも、試してみてくださいね。あなたの毎日が、少しでもラクに、そして温かい笑顔で満たされますように。
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