新しい一週間、頑張るあなたへ贈る「究極の時短レシピ」
新しい一週間が始まりましたね。毎日のごはん作り、本当にお疲れ様です。朝、家族を送り出し、仕事や家事に追われ、息つく間もなく夕飯の準備…。「今日の夕飯どうしよう…」とキッチンに立つのが少し憂鬱に感じてしまう日も、ありますよね。その気持ち、痛いほどよく分かります。でも、大丈夫。今週はもっと賢く、美味しく、そして何より「ラク」をしませんか?
今回ご紹介するのは、私が心からおすすめしたい、忙しいあなたのための「お守り」のようなレシピです。なんと、包丁もまな板も使いません。使う調理器具はフライパンたったひとつ。調理時間はわずか10分。それなのに、味は本格的で、ごはんがもりもり進む絶品おかずが完成します。疲れて何もしたくない…そんな日の夜でも、「これならできるかも」と前向きな気持ちになれるはず。さあ、今夜は心と体をいたわる、とっておきの時短ごはんを作りましょう。
材料(2~3人分)
- 豚こま切れ肉…200g
- ピーマン…4個(約150g)
- 焼きのり…全形1/2枚
- ごま油…大さじ1
- 塩…小さじ1/3
- 黒こしょう…少々
- 白すりごま…大さじ1
作り方
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下準備は「手」だけ!ピーマンをちぎりましょう。
まずはピーマンの準備から。ピーマンは水でさっと洗い、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。ヘタの部分を親指でぐっと押し込むと、ヘタと種が簡単にごそっと取れますよ。あとは、手で食べやすい大きさにちぎるだけ。大きさは不揃いで全く問題ありません。むしろ、断面がギザギザになることで、味が絡みやすくなるというメリットがあるんです。この作業は、小さなお子様でも安全にお手伝いできる楽しいポイント。ぜひ「ピーマンさんをビリビリしてね」とお願いしてみてくださいね。 -
フライパンを温め、豚肉を炒めます。
中火で熱したフライパンに、ごま油をひきます。香りが立ってきたら、豚こま切れ肉を入れましょう。ここで大切なポイントは、お肉をかたまりのまま入れず、一枚一枚丁寧に広げながら入れること。少しの手間ですが、こうすることで火の通りが均一になり、お肉が硬くなるのを防げます。菜箸で優しくほぐしながら、お肉の色が変わるまでじっくり炒めてください。キッチンに広がるごま油と豚肉の香ばしい匂いが、食欲をそそります。 -
ピーマンを加えて、食感を残すように炒め合わせます。
豚肉の色が全体的に変わったら、先ほどちぎっておいたピーマンをフライパンに加えます。ここからはスピードが勝負です。強めの中火で、さっと炒め合わせましょう。ピーマンは火を通しすぎると、せっかくのシャキシャキとした食感が失われてしまいます。「少ししんなりしてきたかな?」くらいがベストなタイミングです。目安は1分~1分半ほど。ピーマンの鮮やかな緑色が、より一層美しくなります。 -
味付けはシンプルに、手早く。
ピーマンに油が回ったら、塩と黒こしょうを振り入れ、全体に味が行き渡るように手早く混ぜ合わせます。シンプルな味付けだからこそ、素材の美味しさが引き立ちます。もし味見をして薄く感じるようであれば、ここでお塩を少しだけ足して調整してくださいね。 -
火を止めてから、風味の仕上げ。
全体に味が馴染んだら、一度火を止めます。最後の仕上げに、白すりごまと、手でちぎった焼きのりを加えます。火を止めてから加えることで、ごまと海苔の豊かな風味が飛ばずに、料理全体を包み込んでくれます。余熱でさっくりと混ぜ合わせれば、あっという間に完成です。調理開始から、ここまで本当に10分もかかりません!
美味しく作るコツ・アレンジ方法
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コツ①:ピーマンの炒め時間を短く!
この料理の美味しさの秘訣は、ピーマンのシャキシャキとした食感です。クタッとなるまで炒めすぎないよう、強めの火で短時間で仕上げることを意識してください。予熱でも火が通るので、「少し早いかな?」くらいで火からおろすのが、プロのテクニックです。 -
コツ②:お肉をしっとり仕上げる裏技
豚こま切れ肉を炒める前に、ほんの少し(小さじ1程度)の片栗粉を揉みこんでみてください。お肉の旨味を閉じ込め、コーティング効果でパサつかず、驚くほどしっとりジューシーな仕上がりになります。たったこれだけの手間で、お店のようなワンランク上の味になりますよ。 -
アレンジ①:野菜を追加して栄養満点に!
ピーマンだけでなく、パプリカ(赤・黄)を手でちぎって加えると、彩りがぐっと華やかになり、ビタミンも豊富に摂れます。また、きのこ類(しめじ、エリンギなど)も手でほぐせるので「包丁いらず」のコンセプトにぴったり。かさ増しにもなり、節約効果も期待できます。 -
アレンジ②:味付けを変えて七変化!
基本のごま塩味に飽きたら、アレンジも自由自在です。少しだけ醤油やオイスターソースを足せばコク深い中華風に。味噌とマヨネーズを少し加えれば、お子様が喜ぶまろやかな味に。大人向けには、豆板醤やコチュジャンをプラスしてピリ辛にするのもおすすめです。冷蔵庫にある調味料で、ぜひ我が家の味を見つけてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。「包丁・まな板不要」「フライパンひとつ」「調理時間10分」。このレシピは、忙しい毎日を送る親御さんのために生まれた、まさに救世主のような一品です。驚くほど簡単に作れるのに、味は手抜き感ゼロ。家族みんなが「美味しい!」と笑顔になること間違いありません。洗い物が少ないので、食後の片付けまであっという間。その分、少しでも長く、家族との時間やご自身の休息時間を確保してくださいね。ぜひ、今夜にでも試してみてください。あなたの食卓が、もっと楽しく、もっとラクになりますように。
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