思春期の子も夢中に!会話が生まれる、親子で観たい『少し大人向け』エンタメ傑作3選

思春期の子も夢中に!会話が生まれる、親子で観たい『少し大人向け』エンタメ傑作3選

「最近、子どもとの会話が減ったな…」「同じものを見て楽しむなんて、もう難しいのかな?」そんな風に感じている親御さんも多いのではないでしょうか。思春期は、子どもの世界が広がり、親子の距離が少しずつ変わっていく繊細な時期。でも、そんな今だからこそ、一緒に夢中になれる物語が、新たなコミュニケーションの架け橋になります。今回は、ティーンカルチャーにも詳しい『parents.jp』編集部が、ただ面白いだけじゃない、観終わった後に思わず語り合いたくなる「少し大人向け」のエンタメ作品を3つ厳選しました。親子の新しい共通の話題を見つける、最高のきっかけをご提案します。

スパイダーマン:スパイダーバース

ジャンル アニメーション映画、SF、アクション
ターゲット年齢 小学生高学年~中学生以上

親子で語り合いたいポイント

まず度肝を抜かれるのが、コミックブックがそのまま動き出したかのような革新的な映像表現。アート作品としても非常に評価が高く、そのスタイリッシュなビジュアルだけでも親子で興奮できること間違いありません。しかし、本作の真の魅力は、主人公マイルス・モラレスの成長物語にあります。名門校に馴染めず、警察官である父親の期待をプレッシャーに感じ、そして予期せずスパイダーマンの能力を手に入れてしまう彼の葛藤は、思春期の子どもが抱える「何者かにならなければ」という焦りや不安と重なります。作品の根底に流れるのは、「誰でもマスクをかぶれる(=誰でもヒーローになれる)」という力強いメッセージ。様々な次元からやってきた、完璧ではないスパイダーマンたちが互いを認め、支え合う姿を通して、多様性を受け入れることの大切さや、「自分らしいやり方」で困難に立ち向かう勇気を与えてくれます。鑑賞後には、「君ならどんなヒーローになりたい?」「マイルスが一番悩んでいたのは何だと思う?」といった会話から、お子さんの価値観や自己肯定感について、深く話し合うきっかけが生まれるはずです。

https://www.spiderman.movie/

ミズ・マーベル

ジャンル スーパーヒーロードラマ、青春
ターゲット年齢 小学生高学年~中学生

親子で語り合いたいポイント

「もし、大好きなヒーローのファンである普通の高校生が、ある日突然スーパーパワーを手に入れたら?」という、ティーンの夢をそのまま形にしたような作品です。主人公のカマラ・カーンは、勉強や恋、友人関係に悩み、厳格ながらも愛情深い両親との関係に頭を悩ませる、どこにでもいる女の子。その等身大のキャラクターに、お子さんは強く共感するでしょう。本作が素晴らしいのは、単なるヒーロー誕生物語にとどまらない点です。パキスタン系アメリカ人であるカマラが、自身のルーツや家族の歴史と向き合い、それを自らのアイデンティティとして受け入れて力に変えていく過程が丁寧に描かれています。親世代の文化や価値観と、現代を生きる子どもの価値観との衝突と融和は、まさに多くの家庭が経験するテーマ。「うちもこんなことで揉めるよね」と笑い合ったり、お子さんが自身のルーツや家族についてどう感じているかを知る良い機会になります。「自分らしさ」とは何か、家族やコミュニティとの繋がりがいかに大切かを、ポップでカラフルな映像と共に教えてくれる本作は、親子間の相互理解を深めるのに最適な一作です。

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ワンダヴィジョン

ジャンル SFドラマ、ミステリー、シットコム
ターゲット年齢 中学生~高校生

親子で語り合いたいポイント

冒頭は白黒のクラシックなホームコメディ(シットコム)で始まり、話が進むごとに時代が進んでいくという、非常にユニークな構成のドラマです。この一風変わった演出の裏には、実は「深い悲しみと喪失」という重厚なテーマが隠されています。愛する人を失った主人公ワンダが、その悲しみに耐えきれず、理想の家庭生活を幻覚として作り出してしまう…という物語は、単なるヒーローものではありません。なぜ彼女はこんな世界を作ったのか? この幸せな日常の違和感は何なのか? というミステリーを親子で考察する楽しみがあります。そして物語の核心に触れたとき、人は悲しみとどう向き合うべきか、という普遍的な問いに直面します。特に、ヴィジョンがワンダに語りかける「愛が残るなら、悲しみとは何か?(What is grief, if not love persevering?)」というセリフは、大人も子どもも心を揺さぶられるでしょう。辛い現実から目を背けたい気持ちは誰にでもあるもの。この作品を通して、困難な感情との向き合い方や、家族の愛の形について、一歩踏み込んだ対話をしてみてはいかがでしょうか。

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まとめ

今回ご紹介した3作品は、手に汗握るアクションや映像の面白さはもちろん、その物語の奥にある深いテーマが、親子の対話のきっかけを与えてくれます。同じ物語を共有し、「あのシーン、どう思った?」「自分だったらどうするかな?」と感想を語り合う時間は、思春期を迎えたお子さんの内面を少しだけ覗かせてもらえる、かけがえのない機会になるかもしれません。ぜひ、お気に入りの作品を見つけて、家族の新しい共通の話題にしてみてください。

※免責事項:本記事で紹介する作品の対象年齢(レーティング)や配信状況は、記事作成時点のものです。視聴・購入の際は、公式サイトや各プラットフォームで最新の情報をご確認ください。また、作品のテーマに触れる上で、軽微なネタバレを含む場合がありますのでご了承ください。

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